概要

神奈川歯科大学口腔難治疾患研究センターは文部科学省の『私立大学学術研究 高度化推進事業』のなかの「私立大学ハイテクリサーチ•センター整備事業」として神奈川歯科大学大学院歯学研究科を母体として平成17 年度に5年間のプロジェクトとして選定された。本研究セんターは「口腔癌の進展・浸潤・転移を規定する因子の同定、作用機構の解析と診断法およびオーダー メード医療への展開 ―口腔癌の新しい分子標的治療法の開発―」を研究課題としている。本研究プロジェクトは患者の救命だけでなく、ADL (activities of daily living)やQOL(quality of life )の面からも非常に重要な口腔癌という疾患を取り上げ、これに最近の「ヒトゲノムプロジェクト」によって明らかにされた遺伝子情報を利用し、若手(中堅) の研究を中心として、「口腔癌の分子標的治療法の開発」という一つの目標に向けて、基礎と臨床が協力して行う研究計画である。このプロジェクトは、患者個 々人の遺伝的多様性を考慮した、診断法、治療法を開発し、オーダーメード医療への展開を最終目標とする。本研究プロジェクトを遂行する「口腔難治疾患研究 センター」は、
1.分子情報部門、
2.遺伝子診断・遺伝子治療部門、
3.放射線治療法開発部門の3部門からなり、
それぞれは若手(中堅)のリーダーを責任者とする機能的グループから構成されており、「口腔癌の分子標的治療法の開発」という目標に向かって共同研究を行 う。なお、研究の進捗状況について毎年度報告会を開催し、外部評価者の評価を受ける。

研究プロジェクトの概要と意義・効果


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