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研究テーマ

【研 究目的】顎運動を制御する神経回路網を明らかにするため,本研究は口腔感覚を受容する二次ニューロンと顎運動,唾液分泌に関わる 遠心性ニューロンとの結合 についてニューロンのアクティブ・マーカーであるFos蛋白を指標として シナ プス結合のみならずニューロンとグリア細胞間の結合様態についても検出することを目的とする.さらに,これらの神経細胞体の脳内分布 とその投射部位,ニューロンとグリア細胞の含有する神経伝達物質とその受容体を同時に形態学的に解析し,口腔感覚が咀嚼運動と唾 液分 泌に与える影響の神経学的な背景をも解明する.

【研 究目的】咀嚼運動を支配する三叉神経運動核(咀嚼核)ニューロンにおける顎運動の制御メカニズ ムを解明することを目標としている。そこで近年神経回路の形成や 制御にグリア細胞が関与していることが報告されていることから、顎運動の神経回路網を形成する主な構成要素である 歯根膜機械受容器や閉口筋筋紡錘を支配する三叉神経中脳路核ニューロンや、咀嚼筋を支配する閉口筋運動ニューロンや開口筋運動ニュー ロにおける細胞構築の生後発達について、ニューロン-グリア回路網の観点 より その変化を明らかにすることを目的とする。

FL1

三叉神経運動核及び周囲に存在するGFAP陽性細胞(アストロサイト)



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