TEL/FAX. 046-822-8864
〒238-8580 神奈川県横須賀市稲岡町82
神奈川歯科大学歯科診療支援学講座クリニカル・バイオマテリアル学分野は、国内歯学部理工系講座で唯一臨床系に分類される講座です。
神奈川歯科大学歯科診療支援学講座クリニカル・バイオマテリアル学分野は、歯科理工学講座として初代山中 彬教授(1966年就任)、その後に生体材料器械学講座として上新和彦教授(1990年就任)、楳本貢三教授(2000年就任)が歴任され、2013年2月に口腔治療学講座保存修復学分野准教授であった二瓶准教授が異動し、2013年度より国内では初めてとなる独立した診療科をもつ歯科材料器械系の講座を立ち上げました。本大学も同年度より大学院大学に移行することが決まっていたため、基礎領域のみの歯科理工学ではない、新たに方向性を変えた臨床系歯科材料器械学講座を開講すべきと考え、クリニカル・バイオマテリアルと改名しました。歯科医療は歯科材料がなければ成り立たないことは周知の通りですが、如何に臨床で使用されての材料であるか、また臨床に必要な材料、器械は何かを視点に置いて、「医局員は臨床に携わり、現場の状況を検証、把握し、研究ならびに教育に生かす、そして臨床にフィードバックする」ことを医局のコンセプトにしております。大学院や歯学部教育では基礎領域となりますが、病院実習生や研修医に対しての臨床教育にも携わるユニークな講座です。
研究活動は、以前より進めているバイオフィルム付着抑制あるいは抗菌性を有する表面改質剤の開発と応用、シランカップリング層の加水分解を抑える疎水性基を有する表面処理剤の開発とコンポジットレジンへの応用をはじめ、近年の流行となっているCAD/CAM用ハイブリッドレジンの特性、マルチプライマーやセルフアドヒーシブレジンセメントの検証、インプラント治療に関わる仮着材の性能や骨芽細胞を早期に誘導するバイオカップリング剤の開発、あるいはレーザー機器とガラスセラミックスを用いた非ボンディング修復法の検索、基礎的な接着面積・荷重と接着強度との相関性の探索など様々なテーマで進めています。
また、附属病院先端材料診療科の臨床研究として、接着歯科治療認定医と日本歯科理工学会認定Dental Materials Senior Adviserらが中心となって、審美性材料を用いた修復あるいは補綴処置に関わるデータ(CAD/CAMシステム含む)を収集し始め、基礎データとの関係を時間軸に沿って明確にすることを目標に進めています。
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